身体検査の時間だ、身体検査では女子は胸を医者に見せつけるのだ。
「いやあああああああ!」
「うおおおおおおおおお!」
俺の叫びと医者の雄たけびがシンクロした瞬間だった。
「いいか! お前ら、これは検査だからな! 決してエロいことを想像するんじゃないぞ!絶対に、ぜええったいに! 妄想してはいかんからな!」
そんな風に念を押しながら、医者たちは次々と女子生徒の胸に聴診器を当てていく。
俺はその光景を見ながら、なんだか自分が変態になったような気分でいた。
だがしかし、この世界において、身体検査は至極当然のことなのだ。
むしろ男子が身体検査を受けなくて良いという方が不自然なことらしい。
つまりはそれが、異世界における常識ということなのだろう。
そうこうしているうちに、次の女の子の番が来た。
「次! 前へ出ろ」
「はい……」
女の子は恐る恐る、前に出た。
そして、胸を差し出すようにして、服を脱ぐ。
「ほお……なかなか立派なものを持っているじゃないか」
「そ、そうですか?」
「うむ、素晴らしい形だ。まるで芸術品のように美しい」
「あ、ありがとうございます」
医者の言葉を聞いて、恥ずかしながらも嬉しそうな表情を浮かべる彼女。
なんとも初々しい反応である。
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